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乗り出し20万円の車は乗れるのか

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タイベル交換済み、タイミングチェーン式となっている中古車のメリットは?そもそもタイミングベルトとは?

      2018/02/21

軽自動車を探していると「タイベル交換済み」といったキーワードをよく見かけると思います。

よく知らない人なら「タイベルってなに・・・?」ってなりますよね。
僕もまったくわかりませんでした。

タイベルとは何なのか。
交換してあるとどんなメリットがあるのかなどをまとめました。

タイミングベルトとは

「タイベル交換済み」のタイベルというのは、タイミングベルトの略称です。

タイミングベルトというのはその名の通り、エンジンの回転軸である「シャフト」というパーツに取り付けられているベルトで、回転に合わせてバルブの開閉タイミングを計るのに使われているパーツ(消耗品)です。

これが正常に機能しなくなると燃費が悪くなるだけでなく、エンジンそのものを破損することに繋がってしまいます。
そのため、自動車購入時にはタイミングベルトが正常であるかどうかも気にしなければならないのです。

タイベル交換済みだとどんないいことがあるのか

軽自動車の販売時の売り文句の一つとして「タイベル交換済み」はよく使われている印象です。
要するにタイミングベルトが交換してあるということは、セールスポイントになるということです。

なぜかというと、タイミングベルトは10年10万キロを目安に交換することが一般的だからです。
その交換にかかる費用は3~5万円程度となっているため、たとえば同じような車で同じぐらいの価格であれば、タイベル交換済みの方がのちのちのメンテナンス費用が浮いてくることに繋がります。

逆に言えば、10万キロ近く走行している車でタイミングベルトを交換した形跡がなければ、遅くとも次の車検の際には「交換が必要です」と告げられてしまうということを意味しています。
※交換前に切れてしまった場合にはロードサービスを呼んで近くの整備工場まで連れていってもらったり、最悪の場合にはエンジン換装が必要になるなど・・・いろいろと大変です。

タイミングチェーンとの違い

もう一つ、調べていると出てくるのが「タイミングチェーン式」といったもの。

タイミングチェーンはタイミングベルトのベルト部分がチェーンで出来ているものです。
ベルトに比べて劣化しづらいため、オイル交換などをマメに行っていれば基本的に交換の必要がありません。

そのため、2000年代以降の車には積極的にタイミングチェーンを採用していることが多いです。

※ただし、燃費面でいうとタイミングベルトの方が良いと言われていますし、壊れた際の修理費用はタイミングベルトよりも高額なので、どっちもどっち・・・という意見も。

自分で交換することはできるのか

タイミングベルト自体は3,000円程度で買えるため、自分で交換することが出来ればかなり費用を抑えることができます。

結論から言うと、自分でやろうと思って出来ないことはありません。
整備工場でも基本的に人が手で交換してくれているものなので、手順がわかってツールさえあれば自分でも交換が可能です。

・・・が、手順を把握することや工具を揃えるイニシャルコストを考えても、事実上は「自分で出来ない」と思った方がいいですね。
特に自動車の基幹部分なわけですし、素人が手を出して失敗して許されるようなものではありません。

整備工場などに頼んで交換してもらうようにしましょう。

タイミングベルトさえ交換すればもう10年乗れるのか

10年10万キロが交換時期と言われているタイミングベルトですが、実際には10年持たずに切れてしまう人や、20年経っても切れないという人も存在しています。
こればっかりはタイミングベルト自体の劣化状況によるのでなんとも言えないところですね。

多くの人は「切れる前に交換している」というのが現実で、「切れたから替える」という事例は少ないと思った方がいいでしょう。

では10年10万キロの目安で交換したタイミングベルトはもう10年頑張れるのでしょうか?

答えはNOです。
前述の通り、10年待たずに切れてしまう人がいるわけですし、「タイベル交換済み」となっているからといってもう10年交換しなくてよいということには繋がりません。

また、10年乗った車はタイベル以外の部分でもガタが来やすい時期を迎えています。
そういった点も考慮して購入を決めるようにしたいですね。

 - 購入時の注意事項

             

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