軽自動車で高速道路は走れる！？その時の法定速度など注意点について

高速道路は自動車免許を取得するときにも走行（もしくはシミュレーターで体験）するので、車に乗っている人なら誰しもが一度は乗ったことがあるはずです。

・・・が！
そのルールに関して完璧に把握している人というのは意外に少ないんじゃないかと思います。

特に軽自動車を買って初めて高速に乗ろうと思った時、頭をよぎるのは「あれ・・・軽自動車って高速に乗ってもいいんだっけ・・・？」ってこと。
法律的に乗れるのか否か・・・はたまた性能的に乗っても大丈夫なのか・・・そういった点について調べました。

軽自動車は高速道路を走ってもOKです。

結論から言うと、高速道路（高速自動車国道）を軽自動車が走ることは法律的に許可されています。
50ccのスクーターが高速NGなので、なんとなくそのイメージで「軽自動車も大丈夫かな」と思ってしまいましたが・・・問題ありませんでした。

ただしこれはあくまで「車種の分類的には高速道路を利用してもOK」というだけで、性能的に利用できるかどうかはまた別問題だったりします。

法定速度は50km/h～

高速道路の法定速度は道路交通法によって定められています。
しかも最高速度だけでなく、最低速度が決まっているのです。

高速道路の最高速度は区間による定めなどがない限りは100km/hが基本です。
これは軽自動車でもその他の自動車でも同じ。
※ただし、大型貨物車やトレーラーなどの場合は80km/hまでとなっています。

そして最低速度はどんな車でも一律50km/hです。
※もちろん渋滞時など50km/h以下で走らなければならない場合は除く

ということは、50km/h～100km/hを保つことのできない自動車であれば、軽自動車に限らず高速道路を走行することはできないことを意味しているわけです。

べた踏みで燃費悪し

実際に僕も以前業務用の軽ワゴン（ターボ車）で高速道路に毎週乗ることがあったのですが、80km/h程度を出すのにもかなり踏み込む必要があり、なんだかいっぱいいっぱいで走行している印象でした。

軽自動車の場合、ギアが3速程度のものも多く、高速走行時にエンジンの回転数が普通の車より高い可能性があります。
そのため、エンジンが悲鳴を上げているかのような音をあげていて・・・なんだか可哀想だったなと。

当然エンジンの回転数が高ければ燃費も悪い状態ですし、軽自動車は高速道路に向かないなと思いました。

安全性も考慮したい

軽自動車は残念ながらどうしても剛性が低くなってしまう傾向にあります。
そのため、衝突時の耐久性が弱く、先日も軽自動車がペシャンコになる痛ましい事故が報道されていました。

当然、衝突の際の衝撃は高速走行時の方が大きいため、高速道路での事故は致命的になる可能性があります。

前述の通り、アクセルをかなり踏み込まないとスピードが出なかったり、道路の凹凸でハンドルを取られそうになったり・・・個人的には軽自動車での高速運転は普通車よりも緊張感が高いです。
特に軽ワゴンのように高さがあるのに軽い車だと、横風に持っていかれるのも心配ですね。

高速道路の走行を前提とするのであれば、なるべくなら軽自動車よりも普通自動車を選びたいところですね。
もし軽自動車だったとしても背が低くターボを搭載しているモデルが望ましいです。