格安中古車の「故障」ってどんなのがあるの?購入時にどう注意すべきか
2017/10/10
格安中古車の購入に関して一番気になるのは「故障」ではないでしょうか。
いくら安いとはいえ、動かなくなってしまったら意味がないですし、「修理するのにもう数台同じ車が買える・・・」となっては本末転倒です。
そこで今日は中古車の故障についてまとめてみました。
故障とは?
そもそも車の故障とは何を指しているのでしょうか。
一般的に想像できるのは、「エンジンがかからなくなる」ということではないかと思います。
朝、出かけようとしてキーを回した時に「しーん・・・」と、車がウンともスンとも言わずに動かなかったら相当焦ると思います。
その日の予定が完全に狂ってしまいますもんね・・・。
車の故障にはこういった「駆動系の故障」と、それ以外の故障が考えられます。
また、実際に走らなくなるという故障と、走ることはできる故障に分けて考えることもできます。
一つずつ見ていきましょう。
駆動系の故障
僕らが一番心配なのはこれですね。
出かける前に車が動かないだけならまだしも、走っている最中に突然止まってしまったら・・・?
数年前、我が家のお隣さんの家が購入した某外車は、高速道路で突然エンジンが止まってしまったそうです。
こうなる原因はたくさんあって、単にエンジンの内部が不具合を起こしたとか、整備不良によって故障を引き起こしたとか、タイミングベルトなどの消耗品の寿命によって動かなくなるとかが挙げられます。
車は実にたくさんのパーツの組み合わせで走ることができるものなので、普段から注意・整備を怠らないことが必要と言えるでしょう。
駆動系以外の故障
「車は走ればいい」という人なら、駆動系と燃料・配管系さえどうにかなっていれば問題ないと思います。
ただ、車の故障はそれ以外の部分にもいろいろあります。
たとえば電装系。
最近の車はパワーウィンドウが標準ですが、電装系の異常が起きれば「窓の開け閉めができない」といった事態に見舞われることになります。
同時にエアコンの故障も発生してしまったら、夏場は車に乗れたもんじゃありません。下手したら熱中症で命の危険に繋がります。
また、事故車で「修理歴あり」となっているものなんかは、骨格がゆがんでいることから真っすぐに走れないことにもあるそうです。
走行性能が落ちるだけでなく、その他パーツの寿命を縮めることにもつながってきます。
走れる故障、走れない故障
上記の通り、駆動系トラブル以外であれば、基本的に車は「走ることはできる」状態にあります。
ただ、日本においては「走ることができる」だけでは公道を走れません。
エアコンが壊れているだけなら走れます。でも、ブレーキランプが点灯しない故障であれば走れないんです。
走れる、走れないにかかわらず、それを見極められる人なら問題はないでしょう。
でも格安の中古車を買おうという人は、そういう自動車のプロばかりではないはずです。
現に僕なんかもエンジンからキュルキュルと音が鳴っていたからといって、何が起きているのか判断がつきません。
※詳しい人なら「ファンベルトが切れそう」みたいなことがすぐに思いつけるそうです。
つまり、「購入前に自分で確認しろ」とか、「普段からしっかりと整備しておけ」とか言われても、たいていの人は無理だと思います。
購入前に試乗したってわかるわけがありません。
新車なら故障しないのか?
では、格安中古車ではなく新車をディーラーから購入すれば絶対に故障しないのでしょうか?
その答えはNOです。
いくら新車だろうと、いくらディーラーから買おうと、故障するときはするんです。
ただ、「どっちにしろ故障するなら、安い中古車の方がいいじゃん!」というと、そういうわけでもないんですね。
まず、故障する確率は新車の方が圧倒的に低いそうです。
それもそのはずで、結局それまでにメーカーでしっかり整備されていた車と、どこの誰がどんな乗り方をしたのかわからない車で比べたら、そりゃ前車の方が故障しにくいに決まっています。
また、新車をディーラーから購入していれば、基本的にメーカー保証をうけることもできますよね。
中古車のように数か月、数千キロ・・・みたいな保証ではなく、しっかりしたものです。
どちらも故障する可能性があるとはいえ、その確率やその後のフォロー面で全然違うというわけです。
逆に言えば、中古車でも販売店の保証が厚いところであれば、ある程度安心して購入しても良いのではないでしょうか。
格安の中古車に対しても保証できるということは、販売する車が「保証期間内なら走れる」という販売店の太鼓判にもなりますし、その販売店の力量を示していることにもなるからです。
そもそもエンジンが壊れるということはほとんどない(らしい)
ここまで書いてきましたが、最近の車であればそもそもエンジンが急に動かなくなるというようなことはほとんどないそうです。
技術的に進化したおかげで、ひ弱なエンジンというのはなくなってきているわけですね。
そりゃメーカーもいつまでも弱いエンジンを使っていたら新車の販売にも影響しそうですもんね・・・。
なので、駆動系でトラブルがあったとしても、基本的には消耗品の交換と、その他整備程度でまた動くようになる・・・らしいです。
消耗品の劣化・交換は故障ではないですし、これはもう起こるものと考える他ないですね。
できれば販売店が販売する前にチェックして、交換を勧める(または交換しておく)等の対応は欲しいところですが。
ましてや急に爆発する、なんてこともない(らしい)
また、僕らが心配なのは急にエンジンが爆発して、自分たちや周りの車が被害にあう・・・ということも挙げられます。
が、これも基本的には「ない」と考えて良さそうです。
あったとしても、走行中に「プスンプスン・・・」みたいな。
とはいえ、前のオーナーがどんな乗り方をしていたのか、そしてその車がどんな改造手術を行われたのか・・・などによって状況は変わってくるとは思いますが・・・もうこの辺りは「運」ですよねえ・・・。
もし、ボンネットから黒煙が上がって・・・みたいなことがあった時にはすぐに車を止めて、販売店へ連絡をするようにしましょう。
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