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乗り出し20万円の車は乗れるのか

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中古車販売情報に見る、車検整備付き、車検なし、法定整備付きなどは何を意味しているのか?

      2017/11/27

中古車情報を見ていると、車検の欄に

  • 車検残○○年○月まで
  • 車検整備付き
  • 車検整備別
  • 車検整備なし(または車検なし)

という記載を見つけると思います。

また、別の項目で

  • 法定整備付き
  • 法定整備別
  • 法定整備なし

というのもありますね。
どちらも整備に関する説明のようですが、いったい何を意味しているのでしょうか。
そして支払総額にどう影響するのかをまとめました。

車検の欄に書かれている内容について

まず、車検とは何ぞや?というところから説明すると、誤解を恐れず言えば「日本で公道を走るために必要な検査(およびその証明)」と言ったところです。
つまり、車検に通っていない車は道路を走ってはいけないということ。

車検が切れた車で走っているところをおまわりさんに見つかれば罰金や減点などの対象となるわけです。

逆に言えば、「車が安全に走れるかどうか」の検査ではなく「日本の公道を走れるか否か」の検査、とも言えそうです。

新規登録車なら購入から3年経過時に受ける必要があり、新車以外は2年ごとに検査があります。
また、貨物車(1ナンバー、4ナンバー)として登録される車の場合は、新車購入時で2年、それ以外は毎年の車検が必要です。

車検残○○年○月までとなっている場合

中古車の詳細ページにて車検の残り年月が書かれている場合、その車の車検期間が残っていることを意味します。

つまり、購入したその日から次の車検の日までは公道を走ることができるということ。
当然、次の車検が来たら車検場で検査をし、合格すればまた2年間走ることができるようになります。

車検整備付きとなっている場合

車検整備付きと書かれている車は「車検に通っていない車」ということになります。
つまり現状では車検残がなく、公道を走ることができません。

車検整備付きの詳しい説明はカーセンサーだと以下のように書かれていました。

車検が切れている車両に法定24カ月定期点検整備(商用車の場合は法定12カ月定期点検整備)以上の整備を実施し、その整備費用が車両本体価格に含まれていることを示します。車検を取得するための自動車取得税・自動車重量税、登録にかかる手数料などは別途必要です。

同様にグーネットだと以下のとおり。

車検証の有効期限が切れている車両。車検整備費用(乗用車は法定24カ月点検整備、商用車等は法定12カ月点検整備)が車両本体価格に含まれています。諸費用【保険料(自賠責保険料)、税金(消費税を除く)、登録に伴う費用】は別途必要となります。詳細に関しましては販売店にお問合せください。

車検に通す際に通常は法定24ヵ月整備というものを行うのですが、いずれもその整備費用が「本体価格」に含まれているとされています。

要するに現状は走れない車ですが、本体価格の費用でしっかりと整備をしてくれるということ。
ここに自動車取得税や重量税、登録にかかる手数料が乗って「支払総額」となります。

下手に「車検残あり」の中古車を購入するより、しっかりと整備してもらえることを考えたらこちらの方がいいですね。
ただし、乗り出しまでは整備および検査の期間が必要なので、2週間程度は見ておく必要があります。

車検整備別となっている場合

こちらも「車検整備付」と同様に、車検が切れている状態です。
法定24ヵ月整備をして車検に通してくれるのですが、その際にかかる整備費用等は本体価格とは別に請求しますよ、ということです。

つまり、本体価格が数万円安い車を見つけたとしても、車検整備付き、および車検残がある車と比べると結果的には高額な支払いが生じる可能性があることを意味しています。
いずれにしろ支払総額で車の価格を見るようにしておけば問題ないですね。

車検なしとなっている場合

車検なし表記の場合には車検に通しはするものの、法定24ヵ月の整備点検をしないことを意味しています。

一応車検に通るだけのパーツ交換等のみ行い、必要な点検は納車後に自分でやってね、ということらしいです。

こうした車が一概に悪いとは言えないと思いますが、僕みたいな素人からすると手を出さないに越したことはないのかな・・・と思いますね。
※ただ、車検は通してもらえるので、一応公道の走行はできるということですw

法定整備の欄について

こちらも基本的には車検の欄と同じ感じですね。

法定整備付きとなっている場合

法定12ヵ月整備点検を行ってくれて、その費用までもが本体価格に含まれている車両ということになります。

いわゆる1年点検というヤツですね。
法律的には「やろうね」ということになっているそうですが、やってない人も多いという26項目の整備点検内容。

車検時の24ヵ月点検において上位互換となっている点検項目なので、やらなかったからといって即NGというようなものでもありません。
ただ、やっておけば事前に不具合が起きそうな場所がわかるなど、安全に運転する上では必要な整備ということになります。

中古車購入時に車検残がある車両でも法定整備付きとなっていれば安心して買う事ができますね。
※逆に車検残がない車両でも法定整備付き、法定整備別となっていれば24ヵ月点検を行ってもらえるので安心です。

法定整備別

法定12ヵ月の整備を行ってくれるものの、その費用は本体価格に含まれていないもの。
車検整備と同様に、場合によっては高額になってしまいかねませんね。
必ず支払総額で判断するようにしたいところです。

法定整備なし

法定整備を行ってくれない、現状販売車両ということになります。
もし支払総額に「整備費用」が含まれていたとしても、それはその販売店独自の整備であって「法定12ヵ月整備」ではないということですね。

よほど信頼できる業者さんか、購入者が車に精通しているわけでなければ利用すべきではないかもしれません。

おわりに

僕のようにあまり車に詳しくない人が購入する前提で考えれば、プロにしっかりと整備してもらえるのが一番だと思います。

そして「現状販売」よりは「しっかり納車前に整備するよ!」という業者さんの方が信頼できますよね。
それだけ販売する車に対しての責任を持ってくれているわけですし、「その車に乗っても大丈夫だよ」と太鼓判を押して頂いている感じがするので。
※もちろん現状販売でも責任感を持って対応してくれる業者さんがいないわけではありません。

こういった点からも車検整備、法定整備については車検のあるなし関わらずにしっかりと行ってくれるところから購入するようにしたいですね。

 - 購入時の注意事項

             

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